ロシアも利用? アイルランドLPに“脚光”

仮想通貨詐欺を発端に英調査報道機関の追跡で浮上した謎の企業体。密貿易にも利用か。

2022年9月号 DEEP

ウクライナ人を外国人に紹介するマッチングサービス、ロシアのビザ取得代行。あるいは、ロシアの制裁逃れ、密貿易といった違法事業にアイルランドの謎の企業体が利用されているのではないか--。意外なところからこんな話題が浮上し「外交関係者の関心を集めている」(全国紙特派員)という。話は3年前、2019年6月までさかのぼる。アイルランドに拠点を置き、「最も急成長中の取引所」とうたっていた「Bitsane」という暗号資産取引所のサイトと一部を除くSNSアカウントが突如閉鎖、削除され、痕跡はほぼ消え去った。暗号資産の動向を追跡する世界最大規模のデータアグリゲーター「CoinGecko」は、Bitsaneをスキャム(詐欺)と断定するレポートを公表。200カ国、約25万人のユーザーが預けていた計700万ドル(約9億円)相当が奪われたとみられる。Bitsaneは「ILP」(アイリッシュ・リミテッド・パートナ ………

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