自転車レース死亡事故の“黒幕”

主催協会は北海道開発局の天下りばかり。スポーツが開発行政の延長でしかない悲劇。

2023年11月号 DEEP

全国的にはあまり知られていないが、1987年に始まった国内最大級の自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で前代未聞の死亡事故が発生した。

開発局と建設関連ばかり

レース初日の9月8日、北海道の中央部に位置する上富良野町の道道を走行していた中央大学の選手の自転車と、対向車線を走ってきた乗用車が正面衝突した。現場はカーブしており、地元警察では先行する集団の車列を選手が内側から対向車線に出る格好で、追い抜きにかかったとき、カーブの向こう側から自動車が現れたとみている。カーブの向こう側の見通しは悪い場所だった。両者ともにスピードを緩める間もなかったようで、選手が衝突した自動車のフロントガラスは激しく割れており、事故の衝撃のすさまじさを物語る。全身を強く打った選手は旭川市内の病院に運ばれるも、翌日死亡した。時速50キロものスピードで疾走する自転車のロードレース。現場は山道で ………

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