令和の風雲/3.8兆円の財源を発掘!/「熟議と公開の国会2.0」へ/by本庄知史 立憲民主党衆議院議員

2025年8月号 POLITICS [「令和の風雲」]

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6月22日、国会会期末のガソリン減税法案をめぐる混乱の末に閉会した第217回通常国会。30年ぶりの少数与党、いわゆるハング・パーラメント(宙づり国会)という状況の中、国会の景色は様変わりつつある。

30年来の「宿題」にも動き

今国会、我々立憲民主党は野田佳彦代表を先頭に「熟議と公開の国会」を掲げ、国民から見えづらい与党審査や政党間協議よりも、ガラス張りで議事録も残る国会審議を重視して臨んだ。その象徴が、立憲民主党の提案によって初めて実施された「省庁別審査」だ。3日間にわたり、各省庁別に予算案の細部に至るまで集中的に審議した。立憲民主党では、総勢70人規模の「本気の歳出改革」作業チームを立ち上げ、各省庁の予算案を徹底的に精査し、必要性の乏しい予算、優先順位の低い予算、活用されていない基金などを洗い出した。とりわけ、基金は財源の宝庫だった。例えば、年間必要額の倍額以上の1800億円 ………

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