“静かなる巨龍” は「投資規模に上限は設けない」と明言し、次の獲物を狙っている。
2026年5月号 BUSINESS
昨年に台湾の電子部品大手、国巨(ヤゲオ)が芝浦電子を巡り、同意なきTOB(株式公開買い付け)を仕掛け、精密部品大手、ミネベアミツミと激しい争奪戦を繰り広げ、勝利を収めた。外為法の審査をクリアしたヤゲオは豊富な資金力を武器に買収巧者のミネベアミツミを打ち負かした。実は“第二のヤゲオ”と目される台湾企業が日本企業を虎視眈々と狙っている。昨年11月、深刻な経営危機に陥っている日産自動車は横浜市のグローバル本社ビルの売却を発表した。SPC(特別目的会社)を介する形で、約970億円で実質的に取得したのは、台湾系の自動車部品企業「ミンス(Minth)グループ」。一般にはなじみの薄い名前だが、実は電気自動車(EV)時代の中核を担う有力サプライヤーの1社だ。同社はEV用バッテリーケースで世界トップクラスのシェアを誇り、外装部品や構造部材でも存在感を高めてきた。顧客には米テス ………
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