供給途絶の危機/「石油使用制限令」の極秘シナリオ

石油・ガスやナフサなどの関連製品に一律15%程度の使用制限。石油輸入の減少が続けば、今夏にも発動。

2026年5月号 LIFE [ナフサ危機]

米国とイスラエルのイラン攻撃は、これまでの中東情勢を大きく揺さぶっている。両国の攻撃に強く反発したイランは、ペルシャ湾の出入り口に位置するホルムズ海峡の封鎖を宣言し、世界は「第3次石油危機」に直面している。特に海外の資源に依存する日本は石油の9割以上を中東地域に依存しており、その多くが通過するホルムズ海峡の封鎖は日本に深刻な打撃を与える恐れがある。このため、高市早苗首相は今年度予算成立後の記者会見で「備蓄石油の放出と調達ルートの多様化で、石油供給は年明け分まで確保できるメドがついている」と強調するなど、国民の不安の払拭に躍起となっている。

どこまで備蓄石油量を維持できるか

中東情勢の先行きは不透明だ。米国とイスラエルは4月8日、2週間の停戦で合意したものの、ホルムズ海峡における航行の安全が確保された訳ではない。今後も海外からの石油輸入が停滞し、日本が今のペースで備蓄石油の放 ………

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