<インサイド> クレハ「小林」長期政権が終焉/名武新社長は早くも前途多難

2026年5月号 DEEP [ディープ・インサイド]

「クレラップ」で知られるクレハで4月1日、名武克泰副社長が社長に就任した。同日付で代表取締役会長に回る小林豊社長からその座を引き継いだが、ある化学業界関係者は「やっとか」と嘆息する。というのも、小林氏の在任が13年半に及んだためだ。主力拠点であるいわき事業所(福島県いわき市)が東日本大震災で被害を受けたり、コロナ禍が起きたりといった不運を抱えながらも概ね増収増益基調だったのは「見事」(前出関係者)。だが、30年度目標で売上収益2800億円、営業利益350億円以上を掲げる中、26年3月期の売上収益が1650億円、営業利益が140億円を見込むという状況は、在任期間の長さの割には物足りない。クレハの伸び悩みは、小林氏が12年9月の社長就任以来、次世代事業として育成してきた「ポリフッ化ビニリデン(PVDF)」と「ポリグリコール酸(PGA)」という2製品が牽引役になりきれていない ………

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