いまや「エヌビディア銘柄」の鴻海と組んだのは完成車メーカーを下請け化する世界的潮流に乗るためだ。
2026年6月号 BUSINESS [自動車とAIで鴻海と提携]
三菱電機の2027年3月期決算は、純利益が前期比16%増の4750億円となり、4年連続で過去最高益となる見通し。日立製作所やパナソニックなどと比べて「弱小電機メーカー」のイメージがあるが、株価は好調で、東京証券取引所に上場する企業の時価総額ランキングでは21位の13兆4674億円(5月12日現在)。EV戦略の失敗で株価が低迷するホンダの2.4倍、経営再建中の日産の10倍もある。
三菱電機はパワーステアリングなどを生産している。自動車メーカーにとってはサプライヤーの1社だったが、時価総額を見る限り「主客転倒」の状況が起きているといえるだろう。後述するが、この「主客転倒」は産業構造が大きく変化している自動車業界ではキーワードの一つだ。好業績に気を吐く三菱電機ではいま、一部の幹部が「重工を追い越せ」と掛け声をかけているという。重工とは三菱重工業のこと。同社の時価総額は現在 ………
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