2026年6月号 BUSINESS
イラク情勢の緊迫化で石油価格が高騰する中で、経済産業省と石油元売り業界が暗闘を演じている。同省は石油高騰に伴う物価高対策として、ガソリン価格を抑制するために大規模な補助を再開した。だが、指標となる油種の選定を巡り、同省はこれまで採用してきた中東ドバイ産から突然、北海ブレント産に切り替えた。ドバイ産よりブレント産の価格が安定しているとの理由からだ。この変更で石油元売りは1社あたり数百億円から1千億円規模の「逆ざや」を抱え込む結果となり、業界からは不満の声が噴出している。米国とイスラエルがイランを攻撃し、イランが2月末にホルムズ海峡を事実上封鎖したため、国際的な石油市況は高騰した。日本でもガソリン価格が急騰したため、高市早苗政権は3月上旬、レギュラーガソリンの店頭価格を「1リットル当たり170円前後」に抑える方針を打ち出した。これに合わせて石油元売 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。