「臨時株総」も不発/「3500億円」塩漬け/オアシスVS花王の泥試合

2026年6月号 BUSINESS

「正道を歩む」という基本理念は、先人から譲り受けた花王の魂です――。4月30日午前11時半過ぎ、報道関係者宛てに一斉メールが送信された。送信元は国内大手の日用品や化粧品メーカーである花王。長谷部佳宏社長名義で記された先のコメントには、そこはかとない安堵も漂う。無理もなかろう。メール送信時刻の直前まで、花王は都内の事業所で臨時株主総会を開いていたからだ。大株主である香港アクティビストのオアシス・マネジメントが、製品原材料のサプライチェーンに起因する人権侵害や森林破壊のリスクの調査をするよう求める株主提案を実施。花王社内がかつてない緊迫に包まれていたことは、想像に難くない。総会直前まで花王・オアシス双方がメディアを巻き込んだ舌戦を繰り広げた末、結果は花王の勝利。オアシスの提案は30.3%の賛成率にとどまった。ほっと胸をなでおろす花王とは対照的に、オア ………

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