2026年8月号 BUSINESS
「無風」に思えた銀行業界の株主総会だが、ある役員人事が話題を呼んでいる。SBIグループが資本業務提携を結ぶ福島銀行と島根銀行だ。6月23日に開かれた福島銀の株主総会では、森田俊平氏が取締役に選任され、常勤の副社長に就任した。森田氏はSBI地銀ホールディングス(HD)やSBI地方創生バンキングシステムの代表取締役などを歴任し、直前までSBI新生銀行の専務を務めていた人物だ。翌24日には、島根銀でも大山浩氏が取締役に選任され、常勤の専務に就任。こちらも直前まで、SBI新生銀行で法人企画を担当するエグゼクティブディレクターを担っていた。この役員人事が意味するのは、単にSBIから出資先の地銀に取締役が派遣されたということではない。事実上の「植民地統治」が始まったことを意味している。両行はSBIグループの持分法適用会社であり、これまでもグループ幹部が役員として送り込まれてき ………
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