孫正義「濡れ手で粟」の本領発揮/インテル「官製相場」の賞味期限

2026年8月号 BUSINESS

「米インテルに投資した直後は『なぜ出資するのか』と非難の嵐だったが、(投資金額の)3千億円は今では5倍、6倍くらいになっている。兆円単位の利益が出ている状況だ」。ソフトバンクグループ(SBG)が6月24日に開いた定時株主総会で孫正義会長兼社長は胸を張った。

米政府が株式の10%を取得

希代の相場師の本領発揮といったところだが、得意満面も宜なるかなである。SBGがインテル株の取得を決めた2025年8月、同社の株価は20ドル前後と記録的な安値にあえいでいた。SBGの取得金額は23ドルだったが、それから10カ月ほどで140ドル超へ。見事な底値買いと言える。半導体業界全体に目を向けてもこれほどの株価上昇はまれだ。インテルの株価の年初からの上昇率(7月2日まで)は200%を超え、人工知能(AI)ブームの恩恵を一身に受ける米エヌビディアや米ブロードコムなどを大きく上回っている。ロジック系半導体メーカーとしては ………

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