凋落「ニコン」が縮小均衡路線/新製品で「オーク製作所」を狙い撃ち

2026年8月号 DEEP

露光機事業で一人負けのニコンが今度は後工程向けの製造装置の開発を進めている。かつては露光機市場で世界シェアトップの名門だったが、最先端の極端紫外線(EUV)技術を独占したオランダのASMLに抜かれ、絶対的な差がついた。生成AI(人工知能)向け半導体で重要な先端パッケージで勢いに乗るキヤノンにも後塵を拝している。もうASMLが手がけていない製品を探すしかなく、ジリ貧状態にある。AI特需で潤う半導体露光機業界にあって、恩恵を享受できていないのがニコン。過去最大の最終赤字に陥り、6月の株主総会では厳しい指摘が相次いだ。これに対し、就任したばかりの半導体装置出身の大村泰弘社長は巻き返しを誓ったが、その柱の1つが、高成長が期待されるデジタル露光機だ。直描式露光機に狙いを定めるが、そこにはニッチな超優良企業のオーク製作所(東京都町田市)が立ちはだかる。従来はフォト ………

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