「階級呼称」変更/はしゃぐ日本維新vs冷ややかな自民党国防族

2026年8月号 DEEP

1佐は大佐、3尉は少尉に――。自衛隊の階級呼称を、諸外国の軍隊と同様にしようという検討が政府内で本格化している。自衛隊の階級が一般国民に分かりやすくなり、自衛官の士気向上にもつながると推進派は主張するが、冷ややかな目で見ているのが自民党で安全保障政策に影響力を持つ「国防族」だ。もともと階級呼称の変更は日本維新の会側が主張して連立合意書に盛り込まれた経緯もあり、与党内で静かに亀裂が広がる。現在の自衛隊の階級は「陸将」「海将」「空将」や「1等陸佐」「2等海尉」など、諸外国の軍隊とは異なる独自の呼び方をしている。警察予備隊を前身とする経緯や発足当時の強烈な反軍感情も影響し、自衛隊移行後も軍隊に準拠した階級呼称を避けてきた。変更推進派の問題意識の一つは、1佐と3佐ではどちらが偉いのか分かりづらいという点にある。これが大佐と少佐に置き換われば、素人目にも ………

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