<インサイド> 霞が関「幹部人事」に異変?/片山財務相が示した「人事案」に高市首相の反応なし

2026年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

日本政策金融公庫総裁に前内閣官房副長官補の藤井健志氏が就任した。6月23日の就任に合わせて開かれた記者会見では、中東情勢の混乱の影響を受ける小規模事業者の資金繰りなどを注視する姿勢を示し、「迅速かつきめ細かく対応する」と述べた。この会見の約1カ月前の5月26日、安堵の声が広がったのが財務省だ。政府が藤井氏の総裁就任人事を閣議了解したためだ。「財務省を敵視する高市早苗政権下で、財務省OBが要職に就く人事案がすんなり通るかどうかわからなかった。うまくいってよかった」と財務省幹部は声を揃える。藤井氏は財務省出身で国税庁長官などを歴任。財務次官を経て、公庫総裁を8年超務めた田中一穂氏の後任になる流れは固まっていたものの、「消費減税の議論が進まないのは財務省のせい」とはばからない高市首相の判断が焦点になっていた。「首相は藤井さんが財務省出身という認識をもっ ………

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