<インサイド> 「タブネオス」のキッセイ薬品/アクティビティストの影

2026年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

薬事承認を申請する際のデータ操作の疑いなどで揺れる血管炎治療薬「タブネオス」に欧米当局が薬事承認撤回や販売中止の勧告を相次いで出している。日本でも同様の事態となるのは「時間の問題」(製薬会社幹部)と囁かれるなか、同薬を国内販売するキッセイ薬品工業の経営にどれだけダメージが及ぶのかが関心を呼んでいる。というのもタブネオスは同社の主力品の一つだからだ。2026年3月期では115億円を売り上げ、11.8%と同社全体の1割強を占める。27年3月期も前期比1割増の127億円を見込み、その比率は13.2%へと一段と上昇すると予想する。ただ、日本でも7月2日付で血管炎を治療する上での指針からタブネオスが削除されるなど日増しに状況は悪化しており、もはや業績見通しの下方修正は待ったなしだ。今年2月末には一時5000円を突破したキッセイの株価も、春先にタブネオスに関する問題が報じられた ………

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