2026年11月号 BUSINESS [「半導体」企業研究]
2027年度に先端半導体の量産開始が迫るラピダス。だが、民間企業からの受注獲得の音沙汰はなく、行く末には暗雲が立ちこめる。業界ではラピダスの“終着地”として台湾積体電路製造(TSMC)の「北海道工場」になるという声まで漏れ始めた。国が27年度までに3兆円の血税を投じる同社はまさに今、企業としての存続をかけた崖っぷちの最中にいる。「現場は相当焦っている」。ラピダスを知るある業界筋は現在の研究開発の進捗をこう話す。同社は米IBMの技術をベースに創業から5年後の27年度に回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)の量産を始める計画だった。関係者によると、技術開発の難易度もさることながら、経営幹部や開発トップの振る舞いも行く末に暗い影を落とす。同社を牽引するのは、小池淳義社長(74)と東哲郎会長(77)の高齢ツートップ。失敗が許されない焦りなのか、特に現場で技術開発な ………
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