外資系ファンドが追い込む/中部電力「浜岡原発」撤退

ブラックロックの7.61%を筆頭に外国人投資家が約3割を占め、密かに更に買い集めている模様。

2026年11月号 BUSINESS

中部電力が原発事業から撤退する「Xデー」に怯えている。同社は浜岡原子力発電所(静岡県)3、4号機の再稼働に向け、原子力規制委員会に提出した検査データを改竄していたことが発覚。林欣吾社長と勝野哲会長の引責辞任に発展し、同原発の再稼働に関する申請も自ら取り下げた。これによって12年の時間と多額の安全対策費用をかけてきた浜岡原発の再稼働を巡る安全審査は、完全に白紙に戻った。それでも同社は、浜岡原発の再稼働そのものは諦めておらず、経営体制を一新することで社会的な信頼を回復し、再稼働に向けた申請を再び出す方針を強調している。だが、規制委は同社に強い疑念を抱いているほか、原発立地自治体や周辺住民にも不信感が渦巻いている。さらに同社株を保有する外国の投資ファンドからは「中部電力は、経営資源を漫然と浪費している原発事業からの撤退を早く決断すべきだ」との声が ………

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