2026年11月号 BUSINESS [商略「探照灯」]
世界的なAI(人工知能)ブームがもたらす日本の半導体企業の躍進は本コラムで何度も取り上げた。10月初めに日経平均株価が約3カ月ぶりに7万円台を回復したのも半導体関連株の一段の値上がりが貢献。そんな昨今の東京証券市場で、東京エレクトロン、アドバンテストと並び「半導体急成長株の御三家」と呼ばれているのがレーザーテックである。この10年間に同社の株価は倍々ゲームで上昇。テン・バガー(10倍株)ならぬ「ハンドレッド・バガー(100倍株)」を達成している。旧松下グループの臨時工から身を起こした創業者の内山康(1931~92年)が唱えた「世の中にないものをつくる」という理念を貫き、歴代トップは製造設備を最小限に抑え開発に特化する「ファブライト(Fab-lite)経営」を踏襲。従業員の約7割をエンジニアが占め、半導体検査装置という地味な分野ながら独創性に富む製品を次々に世に送り ………
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